置かれた場所で咲きなさい(渡辺和子)

  • 結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
  • 「置かれたところ」は、つらい立場、理不尽、不条理な仕打ち、憎しみの的であるときもあることでしょう。信じていた人の裏切りも、その一つです。
  • 境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。「現在」というかけがえのない時間を精一杯生きよう。
  • 結果がよかった時は、人の功績に。悪かった時は、自分が悪者となる。
  • 委ねるに際しては、相手を信頼しなければいけないということでした。二つ目は、委ねるということは、決して”丸投げ”することではなく、要所要所でチェックをして、委ねっぱなしでないことを相手にもわからせるということ。
  • 自分が積極的に動いて、初めて幸せを手に入れることができるのだという真理です。便利さを追い求め、面倒なことを嫌いがちな現代の忘れ物の一つは、自分が動くこと、そして世の中を明るくしゆこうという積極性なのです。
  • 自分の欲望にばかり振り回されてはいけない。自分がしてほしいことを、人に与えなさい。
  • 「きれいさ」はお金で買えます。美しさは買えません。それは、自分の生き方の気高さ、抑制ある態度、他人への思いやりの深さ、つまり、心の輝きとして培われてゆくものなのです。
  • ・・・子どもを連れた母親が、水道工事をしている人たちのそばを通り・・・「おじさんたちが、こうして働いていてくださるおかげで、・・おいしいお水が飲める・・・」・・・別の母親・・・「勉強しないと、こういうお仕事をしないといけなくなるのよ。」価値観はこのようにして、親から子供に伝えられることがあるのです。
  • 思わぬ不幸な出来事や失敗から、本当に大切なことに気付くことがある。
  • 苦しいからこそ、もうちょっと生きてみる。
  • ”あなたが大切だ”と誰かにいってもらえるだけで、生きてゆける。人は皆、愛情に飢えている。存在を認められるだけで、人はもっと強くなれる。
  • 自分のいのちに意味を与えることで、苦しい状況でも生きてゆくことができる。人は「愛する人のために行きたい」と、思うことでより強くなれる。愛は生きる原動力。
  • 一生の終わりに残るものは、我々が集めたものでなく、我々が与えたものだ。
  • 迷った時は、「選択する自由」を与えられたと思って、プラスとマイナスを書き出し、その重みによって決める。
  • 目立たない仕事をしている人へのあいさつを忘れてはいけない。私たちはお互いに「おかげさま」で生きているのだから。
  • 大切なのは「人のために進んで何かをする」こと。「人に迷惑をかけない」からもう一歩進んで、「手を差し伸べる」気持ちが愛の実践につながる。
  • 相手を生かすぬくもりのある言葉を使える自分でありたい。言葉ほど恐ろしいものはない。使い方を間違えれば凶器にもなる。言葉を無機質なものにしてはいけない。