うまいこと老いる生き方(中村恒子/奥田弘美)

  • 人間は50歳を過ぎたあたりから、見た目だけやなくて、体力も知力も、人生の盛りからゆるゆると下がって行くんやから、遅くとも60歳を過ぎたら主役は若い人にどんどん譲っていかんと。
  • 年寄りは脇役でいいから、何か若い世代の手助けになればそれでいい
  • 若さでも能力でも、いつまでも若い人と張り合おうとしないこと

 

  • 50歳を過ぎてからは、仕事人生のゴールがある程度見えてきたし、仕事の中心を担う世代も、自分たちより若い世代へと自然に移っていく。ああ、自分たちの年代はそろそろ現役世代の終わりに近づいてきたんだな、ということを受け入れた頃から、かなり気持ちが楽になってきました。

 

  • 今の人は相手に対して要望が多すぎる
  • 自己実現の呪縛」を抱えている人が多くて
  • 自分が仕事で「苦しいな」と感じたときは、まずは自分の目標や望みを少し下げることも必要

 

  • 老いると、人間関係の軋轢を起こすエネルギーも自然と少なくなっていく

 

  • 「死」というのは若者だろうが年寄りだろうが、誰にでも突然訪れること
  • どうあがいても、万人死から逃げることはできない、いつかは必ずやってくるものやって、頭のそこでいつも自分に言い聞かせている感じ
  • 頭のどこかでは「もしかしたら、自分の寿命は思っているより短いかもしれない」と「万が一」を考えています。